Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 215.557 Zeichen · 426 Bildschirme

Aozora Bunko

自分があなたであったら、必ず同じように感じるでしょう。扇だって、要がなければ御承知のようなものになってしまうのだから、無理もないことです。即ち、益※(二の字点、1-2-22)私がしゃんとしないとこうだぞと思い知る次第です。

健康な(になってゆく)人間の生きかたというものは面白いものね。私が自分の弱さを忘れて、うちのものに云われるように、あなたも私の半人前のことは何となし忘れて、全く一人前分の槌をうちおろして下さいますね。それで丈夫になってゆくのね。病気のお守りをしないで行くわけです。体が十分丈夫でないということと、ケロリとは別のものなのですから、猶々改善いたします。でも、もうハンマーは十分よ。響きがきついから、体がその響きでグサッとなってしまうようです。聖書にあるでしょう、エリコの城は長ラッパを吹き立てて落城させたのよ、城壁が崩れたのだそうです。あなたの力づよいハンマーのうちおろしでユリコの城がくずれないということがあるでしょうか。白旗をかかげます。すこしの間、耳を聾する天来の声を、凡庸な十二月の風の音に代えて下さい。そして、あなたとさし向いにして下さい。