Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 215.557 Zeichen · 426 Bildschirme

Aozora Bunko

生活環境との関係で。

こんどは、大分周囲の混乱にまけたり、まきこまれたりして用事が事務的にキチンキチンと運ばなかったのみならず、心理的にごたついて、毎日不快でおこった気分で暮して、そのためにわるい影響をうけたのだと思います。その点で一つ暮しかたというものについて分ったところがあります。私たちの生活のスケジュールをみだされたのですね。だから、そんなことに関係ないあなたにはすまなかった次第です。

九月以来、一寸表現しがたい生活です。子供二人は、すて子同然よ。この二十四日から三十一日迄留守になります。寿江子はどうしても二十七日には引越します。

自分の生活の順序をこういう大ごたごたの中で狂わさずやって行くのには一つの修練がいり、その焦点は、生活の本質のちがいということを明確にすることしかありません。

何しろ二十一二から別に暮して二十年以上たって、謂わば初めて一緒に暮すことになったのだから、いろいろ分らなかったわ。一緒に暮す以上は、と親身な責任もはじめは重く感じました。しかし、何かいいこと注意しても注意してきくのはそのときだけで、生活の現実に吸収して、つまり、その新しい意見を入れた暮しかたをはじめるというのではなくて、翌日になれば、又夫婦の馴れ合ったぐずぐず方法で、ルーズに、その日暮しをつづける以上、私は、そういう