Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 215.557 Zeichen · 426 Bildschirme
この間うちのガタガタは、本質的に、もうくりかえされないと思います。白旗を出しておいて、半兵衛をきめこむ修練はまだ幸にしてつまれて居りませんから。本当に、ガタガタにまきこまれてガタついて、わるかったと思うの、わるいというよりも弱いと思うし、見境いが足りないと思いました。見境の足りないというところは大分あるらしいわ、私に。そういう場合が善良だなどということは、悪計と看破出来なかった人が、自分の正直さを自分の気休めのために云い立てると同様意味なく、気の毒なことです。修業して、生活において、練達になりましょうね。十分思いやりもあり、世話もしてやり、しかし「世話好きな人」だったり「おせっかい」だったりしないことが大事です。いつも勤勉でね。
ここの生活では、あっこおばちゃんは御勉強、さもなければ、そちらへ御出勤。という不動の日課で一貫されていることが大切です。私のためばかりでなく。そういう一つのいつもグラつかないものがあることが大事です。太郎なんかの生活気分にも。そして、細君は、私をあてにてはならないもの、という事を一層知らなければなりません。自分が外出していて、旦那君が戻る時刻になれば、あっこおばちゃんが何とかつないでおいてくれるだろう、などと思わず、私も弱気にならず、咲のすることはブランクになればなったで国がむくれる