Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうしょうそく
獄中消息
大杉 栄
Lesen Sie 獄中消息 (ごくちゅうしょうそく) von 大杉 栄 (おおすぎさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 57.149 Zeichen · 114 Bildschirme
しかし別に大したほどではないのだから、出てから少しの間静かに休養すればよかろうと思う。しもやけも、一時は大ぶひどかったが、暖かくなるに従ってだんだん治って来た。
その後セーニョボーの話はどうなったか。古那はどこの本屋へ相談したのだろう。もしその話がうまく行ったら、当分どこかの田舎に引っこみたいね。温泉でもよし、また海岸でもいい。『平民科学』の原稿はただ写し直しさえすればいいようになっている。
志津野の子が生れたそうだね。まつのさんはどうか。この手紙は私事ばかりだから人に見せるに及ばぬ。もうあとが三日、四日には会える。さよなら。
巣鴨にて、一二〇〇生
市ヶ谷から(三)
*
堀保子宛・明治四十一年七月二十五日
……もその肩を聳やかして、それはそれは意気けん昂なものだ。礼さんも病監にはいっているのだそうだね。
十七日に電車の判決があったのだから、すぐ赤い着物を着ることと思って、毎日のように待っていたけれど、まだ何とも音沙汰がない。堺も山川も同じことだ。あるいは予審の決定を待っているのじゃないかと思う。察するに、今夜あたり決定書が来て、そして明日早朝、赤い着物になるのかも知れぬ。