Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうしょうそく
獄中消息
大杉 栄
Lesen Sie 獄中消息 (ごくちゅうしょうそく) von 大杉 栄 (おおすぎさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 57.149 Zeichen · 114 Bildschirme
本箱の中に青い表紙の小さな汚ならしい本が五、六冊並べてある。その中の Avare(吝嗇爺)というのを送ってくれ。横文字の本は書名と語名とを書き添えることをわすれないように。
ドイツ語もようやく二、三日前にあのスケッチブック※(始め二重括弧、1-2-54)アービングの、独訳※(終わり二重括弧、1-2-55)を読み終った。たとえて見ると、ちょうどおたまじゃくしに足が二本生えかかったぐらいの程度だろうか。来年の夏頃までには尾をつけたまま、陸をぴょんぴょんと跳び歩くようになりたい。そしてこの尾がとれたらこんどはロシア語を始めようと思う。少々欲張り過ぎるようだけれど、語学の二つ三つも覚えて帰らなければ、とてもこの腹いせができない。これとイタリア語とは二カ月に各々一冊ぐらい読む予定だから、先日話したものを大至急送った上、さらに二月の面会の時にまた何か持って来てくれ。あえてエンゲルスを気取る訳でもないが、年三十に到るまでには必ず十カ国をもって吃って見たい希望だ。それまでにはまだ一度や二度の勉強の機会があるだろう。
仙境なればこそ、こんな太平楽も並べて居れるが、世の中は師走ももう二十日まで迫って来たのだね。