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Japanische Klassiker mit Furigana

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げんだいてつがくこうわ

現代哲学講話

戸坂 潤

Lesen Sie 現代哲学講話 (げんだいてつがくこうわ) von 戸坂 潤 (とさかじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 268.337 Zeichen · 522 Bildschirme

Aozora Bunko

外ならない。物質が確率だということは、存在――それが物質である――が単純に――機械論的に――決定論的なものでないということを告げているものなのである(次を見よ)。――元来量子理論全体の新しい展開それ自身が、存在の量に於ける、連続と不連続との弁証法的統一から動機づけられていた、吾々はすでに夫を見ておいた筈である。

だが観念論が新物理学の成果を利用して唯物論――実はマルクス主義――に備えようとする材料は、物質の問題の内にだけあるのではない。吾々は今まで、物理学に於ける諸根本概念として、空間・時間・運動を経て物質にまで来たのだったが、今度は、それが因果律の問題に這入って来る。物理学的観念論が今日目を付けているのも亦この問題である。

因果律は普通、必然性に帰着すると考えられている、それは決定論の原理だと考えられている。処が先に云った不確定性の原理によれば、存在は終局に於ては不決定のまま残されねばならぬこととなる。だからこの原理によれば、物理学的世界では結局必然性の代りに偶然性が、因果律の代りに蓋然律――確率に基く集団法則――が、支配するということになる。