Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しょうじょうるてん
生々流転
岡本 かの子
Lesen Sie 生々流転 (しょうじょうるてん) von 岡本 かの子 (おかもとかのこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 297.521 Zeichen · 586 Bildschirme
お秀はとき/″\思い切って職工でも農家でも関わない、早く結婚してこの女一人の腕で家一軒を切り盛りして行く苦労と煩わしさから逃れたいと思うのですが、そういう階級の家の男は高等女学校卒業という資格を妙に窮屈がって始めから相談に乗りませんです。それと母親というものの存在が、案外始末の悪いものでした。母親は「なに船さえあって、お前が近所へ嫁入ってゝ呉れるなら、自分のあとの生涯はたかだか七八年か十年だ。釣人相手に暮すから遠慮はなしに縁付きなさい」と言っては呉れるのですが、それにしても年寄りのことではあり、なにかと見護っていてやらねばなりません。折角、纏まりかけます縁談もこの附帯条件に入ると、婿の候補者は容易く承知しても、その家の年寄株の経験者から、それはきっと後でうるさいことになると故障が出るのでした。入婿をすることは母は絶対に反対です。母親の実家は、母親の姉に入婿して、一人の母は追い出されたのでした。
「あたしゃ、お前さんとお婿さんに追出されるよりは、お前さんをきれいさっぱり人様にあげた方がどのくらい諦めがいいか知れない」母親はしょっちゅうこう言っています。