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Japanische Klassiker mit Furigana

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だんじょどうけん

男女同権

太宰 治

Lesen Sie 男女同権 (だんじょどうけん) von Dazai Osamu (太宰 治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 16.735 Zeichen · 32 Bildschirme

Aozora Bunko

、それはごはんをたべる虫だ、と弟に言うのです。さすがに私も、しょげてしまって、その犬の子を弟から奪い取って裏のはきだめに捨てました。冬の事でしたが、私たちが晩ごはんをたべていると、犬の子が外でクンクン泣いているのが聞えて来て、私はごはんも喉をとおらぬ思いで気をもんでいますと、やがて父がその犬の泣き声を聞きとがめて、母に尋ねました。その時、母は事も無げにこう答えました。これが犬の子を持って来て、すぐに飽いたのでしょう、捨てたらしい、これは飽きっぽい子ですから、とそう言うのです。私はあっけにとられて母の顔を見直しました。父は私を叱って、そうして母に言いつけてその犬の子を家の中にいれさせました。母は、犬の子を抱きしめて、おう寒かったろう、ひどいめに逢ったのう、可哀そうに可哀そうに、と言い、兄の手に渡すとまた捨てられるにきまっているから、これは弟のおもちゃという事にしましょう、と笑いながら言って父に承諾させ、そうしてその犬は、私の冷酷に依って殺されかけたのを母の情で一命を拾い、そうしてそれから優しい弟の家来という事になったのでございます。

この事ばかりで無く、私がこの生みの母親から奇妙に意地悪くされた思い出は数限りなくございますのでして、なぜ母が私をあんなにいじめたのか、それは勿論、私がこんな醜男に生れ、小さい