Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

がしつだんぎ

画室談義

上村 松園

Lesen Sie 画室談義 (がしつだんぎ) von 上村 松園 (うえむらしょうえん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.579 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

冬は二階の方が陽あたりはよく、暖くもあり、夏は階下の涼しい木蔭の方が制作し易いからです。

画室の至るところ、この隅には手控えの手帖が数冊、ここには子供ばかりをスケッチしたノートがかためて置かれてあり、また階下の画室のどこそこには桜花ばかり描いた縮図帳が、と私の上下の画室内部には、私の絵に必要な用紙、絵具、絵筆から絵具の皿に及ぶさまざまなものが散在していて、私でないとどこになにがあるかということの見当はまずつきそうもない。

しかし自分ではそれぞれの在り場所が不思議なほどよく呑みこめていて、別にあらたまって整理の必要は感じたことがありません。

画室の掃除だけは自身がする。

私の制作に必要な個所には絨毯が敷いてあるし、蠅や蛾の汚れを防ぐために絵にはいつでも白布をかけることにしてあります。

絹布切れでつくったさいはらい、棕櫚の手製の箒等みな自分専用のものである。

雨の降った翌日のしっとりした空気が掃除には上々のようです。

二階の画室の狭い外廊がいつの間にか近所の猫どもの通路になっていることを、私は最近になって知った。

私の家の外塀を乗り越えて、三毛猫、白猫、黒猫、実にいろいろ近所の猫たちが入れかわり立ちかわりやって来ては、そのまま黙って通り過ぎてゆくものもあり、朝や午後からの陽あたりのいい時間には手すり廊下の一