Japanische Klassiker mit Furigana
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はつめいこぞう
発明小僧
海野 十三
Lesen Sie 発明小僧 (はつめいこぞう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.684 Zeichen · 20 Bildschirme
(もし強いて行えばつかまっちゃう也)
さて先ず入口へ金五十銭を入れるなり。その次に出口のところにある押し釦を押すなり。
しかるときは、出口よりチャラチャラとお金が出てくるなり。
但し或るときは、五十銭入れたに対して五円出てくることもあり、或いはまた一銭も出て来ぬことあり。
ときには五十銭入れて五十銭出て来ることもあり、さまざまたるところ、まことに賭博器なり。
(さア昼飯にしよう!)というときにまず五十銭を本器に投じて釦を押す。
出口より五十銭出づれば、ランチにし、若し三円出ればアミを誘って奢っちゃうなり。若しそれ十銭しか出て来ぬときは、卵パンをかじることとし、万一不幸にも一銭も出て来ぬときは、武士は喰わねど高楊子をいたし、晩飯をうまく喰う楽しみを得るものとす。
本器は賭博マニアに与うるときは、従来生じたる如き一切の不幸不孝の数々より遁れ得るものにして、ひいて家庭円満を来たすこと、火を見るより明かなり。
(本器一個の値段は一円七十銭の見込み。但し初充電に金二十円を投入し置くをよしとす。)
動物発電機
本器一台を備うるときは、シガレット電熱器を点火し得べく、二台を備うるときはスタンドを点火し得べく、もし十五台を備うるときは電気ストーブを点火し得べし。