Japanische Klassiker mit Furigana
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しらがこぞう
白髪小僧
杉山 萠円
Lesen Sie 白髪小僧 (しらがこぞう) von 杉山 萠円 (すぎやまほうえん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 98.770 Zeichen · 194 Bildschirme
見当り次第に打ち壊せ、打ち殺せ、焼いて灰にして土に埋めよ』この言葉をお忘れ遊ばしましたか。この鳥こそは今申し上げた、人の声を盗む悪魔で御座りまするぞ。悪魔が王様の御声を盗みに来ているので御座りまするぞ。吁。恐ろしい、恐ろしい。御免下されませ。この鳥は私が頂戴して殺して仕舞います」
と云う中に籠を取り上げて持って行こうとした。するとその時どうした拍子か籠の底が抜け落ちたから、鸚鵡は直ぐにパッと飛び出して、さも嬉しそうに羽ばたきを為たが、忽ち眼も眩む程真赤な光りを放ちながら闇の中を大空高く舞い上がって雲の中へ隠れてしまった。
七 眼、耳、鼻、口
藍丸王は翌る朝眼を覚ますと直ぐに身支度を済まして、昨日のように紅木大臣と一所にお城の北の先祖の御廟へ参詣をしたが、それから後は昨日のように種々な大仕掛な出来事は無かった。お附の者に連れられて自分の室に帰って、昨日にも倍して結構な朝御飯を済ました。ところがその御飯が済むと、やがて一人の立派な軍人が這入って来て藍丸王に最敬礼を為ながら――
「紅矢様が御出でになりました」
と云った。そうして王が軽く頷くと間もなく軍人と入れ違って、紅い服に白い靴を穿いた、彼の美紅姫とよく肖た少年がさも嬉しそうに元気よく走り込んで来た。