Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しらがこぞう
白髪小僧
杉山 萠円
Lesen Sie 白髪小僧 (しらがこぞう) von 杉山 萠円 (すぎやまほうえん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 98.770 Zeichen · 194 Bildschirme
そうしてあの面白い、石神の話しの続きがわかるのではないか。このまま止めて引っ返しては何にもならない。妾は矢張り旧の漁師の娘になって、面白い事、楽しい事は一ツも見る事も聞く事も出来なくなるではないか。妾は死んでも引き返す事は出来ない。そしてもし妾が女王になるならば、ここで魚に喰われるような事はあるまい。もし女王になれないのならば、一層の事喰われて死んでしまった方がいい。何でも彼でも運だめしだから、このまま行けるだけ行って見よう」
と勇気を奮い起こしてなおも底深く沈み入りました。すると又あたりの様子が変って来て、何の影も見えなくなり、水は死んだ人の肌のように冷たく、静かに、動かなくなりましたから、その恐ろしさ、気味の悪さ。却て最前の怖い形をした魚が居た方が、余程淋しくなくていいと思った位でした。
けれどもその中にそこも通り越したと見えまして、はるかの底に、何か美しく光るものが見えて来ましたから、嗚呼嬉しい、あれこそ鏡の置いて在る処に違いないと、なおも水を掻き分けて潜って行きますと、やがてそこら中が眼の醒める程美しく、明るくなって来ました。見ると湖の底の深い、透き通った緑色の水の中に、滑らかな光沢を持った藻が、様々の色の花を着けて茂り合っていて、その間を眩しい光りを放つ魚が、金色銀色の泡を湧かしながら、右往左往