Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

もうもくものがたり

盲目物語

谷崎 潤一郎

Lesen Sie 盲目物語 (もうもくものがたり) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.341 Zeichen · 148 Bildschirme

Aozora Bunko

りょに仰せられずによく/\御分別なされましてはと、老臣どもが取りつきましても、おのれら、みなが此の年寄りを邪魔にして、皺腹を切らせるつもりじゃなと、身をふるわせて歯がみをなされます。総じて老人と云う者は義理がたいものでござりますから、そう仰っしゃるのも一往はきこえておりますけれども、まえ/\から家来どもがじぶんをばかにするという僻みをもっていらっしゃるところへ、長政公がせっかく自分の世話してやった嫁をきらってお市どのを迎えられたということを、いまだにふくんでいらしって、それみたことか、おやのいいつけをそむいたればこそこんな仕儀になったではないか、この期におよんであのうそつきの信長になんの遠慮をすることがある、こうまであなどられながらだまって引っ込んでいるというのは、おおかた女房のかあいさにほだされて、織田家へ弓がひけぬとみえた、と、いくぶんか長政公へあてつける気味もあったのでござります。びぜんのかみどのは御いんきょと御けらいしゅうとのあらそいを無言できいていらしって、そのときにほっとためいきをなされ、なるほど、ちゝうえの仰せはお道理じゃ、自分はのぶながの聟だけれども先祖以来の恩にはかえられぬ、こちらへ取ってある