Japanische Klassiker mit Furigana
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しんぼうとおしょうさま
真坊と和尚さま
小川 未明
Lesen Sie 真坊と和尚さま (しんぼうとおしょうさま) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.028 Zeichen · 5 Bildschirme
彼は、このあいだから、一人で、はちの巣に向かって石を投げていたからであります。
「いいよ、しかられたら、僕だとおいいよ。」と、真坊が、いいました。
「真ちゃん、しかられたっていいのかい。」と、ほかの子供たちが、ききました。
「僕は、ゆかないから。」と、真坊が、いいました。
「真ちゃん、ラジオ体操にゆかないの? 休まずにいくと、ご褒美がもらえるのだよ。」と、常ちゃんが、いいました。
明くる日、ラジオ体操に真坊の姿は見えませんでした。もう二、三日で、終わりになるのです。
ところが、いちばん最後の日に、真坊は、やってきました。友だちは、しばらく見なかった真坊がきたので、そばへ寄ってきて、
「真ちゃん、どうしたんだい。ご褒美は、昨日みんながもらったんだよ。」と、いいました。
「メダル?」と、真坊は、つまらなそうな顔つきをしました。
「ううん、ミルクキャラメル。」
「キャラメルなら、ほしくないや。」と、真坊は、にやりと笑いました。そして、体操が終わって、帰るときです。どこから出てきたか和尚さまが、
「こら、真坊! おまえのはここにある。」と、いって、ミルクキャラメルを下さって、真坊の頭をくるくるとなでられました。