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Japanische Klassiker mit Furigana

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こうせんぜんじのことども

禅堂生活

鈴木 大拙

Lesen Sie 禅堂生活 (こうせんぜんじのことども) von 鈴木 大拙 (すずきだいせつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 27.634 Zeichen · 57 Bildschirme

Aozora Bunko

今では禅坊さんの外国行は何でもないが、時勢も変れば変るもの。但しその始めをなす人には、可なりの決意と先見とが必要である。この点から見ても、宗演師には時代から一歩先んずるだけの見識と実行力があったわけである。その当時、師はまだ三十を越ゆること四、五を出でぬと思う(今年代記を持ち合わせて居ないし、その上自分は殊に時の観念に乏しいので、歴史的記述は何時も無茶苦茶である。乞御諒察)。

その頃平井金三と云う人がシカゴ市に居て、大会では仏教のために大雄弁を振ったと聞いて居る、何でも英語に堪能であったと見える。印度からはヴィヴェカナンダと云う吠檀多教の大立者が来て、この人が大会の花形役者であった。今時の米国基教者は、この人のようなものが、又大会に乗り込んで来るかと心配して居るのだ。印度人は語学の天才で、雄弁・高論をやる、その上印度思想の幽遠なところを滔滔としゃべり立てたので、基教の外、世界に何の宗教もないと思って居たものにとっては、千年の夢一時に醒めたと云う塩梅であったに違いない。仏教者はそれほどに光彩を放たなかったが、今までの基教的伝統・因襲に飽きたらず居たものは、喜んで仏教に耳を欹てたのである。