Japanische Klassiker mit Furigana
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こくしんとしてのうしにかんするみんぞく
穀神としての牛に関する民俗
中山 太郎
Lesen Sie 穀神としての牛に関する民俗 (こくしんとしてのうしにかんするみんぞく) von 中山 太郎 (なかやまたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.858 Zeichen · 12 Bildschirme
土牛を立て寒気を送る信仰と追儺
神代紀に雀を碓女とし、崇神朝に定めし貢に『男の弓端の調、女の手末の調』とあり、万葉集に『稲つけばかゝる吾が手を今宵もか、殿の和く子がとりてなげかむ』とあるのも、ともに古く女子が農耕者であったことを明白にしている。なお地母と穀神との関係は、詳細に記述すべきであるが、民俗学専門の雑誌ならぬ本誌では、万一の誤解を惧れ深く言うを避けた。
支那の古典によれば、神農氏は牛首人身にして、五穀を種えることを始めたと伝えられ、さらに易経には牛は坤なりとある。そして、その坤は、天の乾に対する地であることを知れば、穀神――牛――地母の関係が明白に認識されるのである。ただ注意すべき点は、これらの支那の古伝説と、我国の保食神の頂より牛馬が化生したという神話との間に、交渉があるか否かの問題であるが、これもこの以上は言わぬこととした。
土牛を立て寒気を送る信仰と追儺
我国でも牛を大地の象徴とし、これを穀神として崇拝した例は段々と存しているが、それが朝儀として行われ、かつ最も有名なのは土牛の行事である。そして、この事は延喜式、政治要略、年中行事秘抄などに載せてあるが、ここには公事根源より抄録する。