Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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くうしゅうけいほう

空襲警報

海野 十三

Lesen Sie 空襲警報 (くうしゅうけいほう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 45.838 Zeichen · 92 Bildschirme

Aozora Bunko

「一体、人員はどのくらいに減ったのかい」

「とても話にならぬ。半分ぐらいに減っちまったんだよ。その上、頼みになるような若者達がいないと来ている。……これだけで、警護に、警報に、防火に、交通整理に、防毒に……といったところが、とても、やりきれやしない。まさか、こんなに防護団が貧弱になろうとは思わなかったよ」

神崎分団長は、心配の眉をひそめ、途方にくれたという顔附で鉄造の方を見た。

「仕方がないよ。防護団も、戦時にはこうなることが初からわかっていたのだ。愚痴をならべたって仕方がない。とにかく御国のために、ぜひ完全に防護してみせなきゃならない。困っているのは、この五反田防護団だけじゃない。日本全国で、みなこの通り手が足りなくて困っているのだ。……よし、俺たちは二倍の力を出すことにしよう。そうすれば、どうにかなるよ」

「他の防護団へ交渉してみようか」

「駄目駄目。それよりも、この際、少年達に大いに働いてもらう方がいい」

「少年達なんて、爆弾がドカーンと鳴るのを聞いたとたんに腰をぬかしたり、泣きだしたりするだろう」

「なんのなんの、そんなことはない。日本の少年の強いことは、むかしから、証明ずみだ。