Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
どうわのしてきかち
童話の詩的価値
小川 未明
Lesen Sie 童話の詩的価値 (どうわのしてきかち) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.579 Zeichen · 6 Bildschirme
生活に慣れ、世俗に化して、誰人もこの良心を鈍らし、正義の観念を薄くするものです。
子供程、物を見る眼の確かなものはありません。大人なら、一度位見た人の顔は忘れてしまっても、子供は大抵の場合忘れるものではありません。
大人が、こんなことはむつかしいから、子供には分らないだろうと思って話しているのを傍で聞いている子供は、すっかり諒解していることがたびたびあります。其れ程、子供の神経は鋭敏です。直感が冴えています。子供ばかりは、相手の眼の色で、直に其の人の心持ちを読んでしまいます。
犬は動物の中でも利巧で、最も感覚の敏捷なものです。而して、知らない人間が尾を踏んだり、叩いたり、耳を引っ張ったりしたなら、牙を剥いて向かうか、飛び付いて来ることがきまっています。けれど、六、七歳までの子供がすることなら、犬は構わずにいます。犬にとってたとえ苦痛は同じであっても、一方は犬を怒らし、一方は犬を怒らしめないのは考うることです。邪気のないということ、不自然でないということは獣物の心にもよく分るのであります。
犬や、馬や、鳥や、木や、花がこの意味に於て物を言うことも、決して不自然でないことが分ります。