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Japanische Klassiker mit Furigana

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だいにこんにゃくぼん

第二菎蒻本

泉 鏡花

Lesen Sie 第二菎蒻本 (だいにこんにゃくぼん) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.739 Zeichen · 32 Bildschirme

Aozora Bunko

披露の日は、目も眩むように暑かったと云った。

主人が主人で、出先に余り数はなし、母衣を掛けて護謨輪を軋らせるほど、光った御茶屋には得意もないので、洋傘をさして、抱主がついて、細かく、せっせと近所の待合小料理屋を刻んで廻った。

「かさかささして、えんえんえん、という形なの、泣かないばかりですわ。私もう、嬰児に生れかわった気になったんですけれど、情ないッてなかったわ。

その洋傘だって、お前さん、新規な涼しいんじゃないでしょう。旅で田舎を持ち歩行いた、黄色い汚点だらけなんじゃありませんか。

そしてどうです、長襦袢たら、まあ、やっぱりこれですもの。」

と包ましやかに、薄藤色の半襟を、面痩せた、が、色の白い顋で圧えて云う。

その時、小雨の夜の路地裏の待合で、述懐しつつ、恥らったのが、夕顔の面影ならず、膚を包んだ紅であった。

「……この土地じゃ、これでないと不可いんだって、主人が是非と云いますもの、出の衣裳だから仕方がない。

それで、白足袋でお練でしょう。もう五にもなって真白でしょう、顔はむらになる……奥山相当で、煤けた行燈の影へ横向きに手を支いて、肩で挨拶をして出るんなら可いけれど、それだって凄いわね。