Japanische Klassiker mit Furigana
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べにすずめ
紅すずめ
小川 未明
Lesen Sie 紅すずめ (べにすずめ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.210 Zeichen · 9 Bildschirme
そしてこちらの林から、またあちらの林へと伝って歩いていました。
ちょうど、このとき、いつかのからすにすずめは出あいました。
「からすさん、からすさん、いいところでお目にかかりました。お達者でなによりけっこうでございます。」と、すずめは呼びかけました。
からすは、頭をかしげて、じっとすずめを見ていましたが、
「ああ、いつかのすずめさんでしたか。たいへんにあなたの姿は変わったので、ちょいとわかりませんでした。翼の色がすっかり赤くなりましたね。」と、からすはいいました。
すずめは、驚いて、自分の身のまわりを見まわしながら、
「私が、赤くなったとおっしゃるのですか?」と聞き返しました。
「あなたには、それがわからないのですか。」と、からすは笑いました。
「なるほど、私の姿は変わりました。」
「あまり空を飛んで、日に焼けたんですよ。」と、からすはいいました。
すずめは、急に悲しそうな声を出して、
「私は、早く、太陽のおそばへゆきたいと思うんです。そして、なにかお役にたつことをして、りっぱな鳥となってきたいと思うのです。それで、いつかのこまどりを探しているのです。」と、答えました。