Japanische Klassiker mit Furigana
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さいきこうい
細木香以
Lesen Sie 細木香以 (さいきこうい) von Mori Ōgai (森 鴎外) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.332 Zeichen · 45 Bildschirme
これは香以が四十五歳の時の事である。後藤は後に名を庄吉と改めて米の仲買を業としていた。
慶応三年に辻花雪三回忌の影画合「くまなきかげ」が刊行せられて、香以は自らこれに序した。巻中の香以の影画には上に引いた「針持つて」の句の短冊が貼してある。わたくしの看たこの書は文淵堂の所蔵である。
明治元年に山城河岸の店は鎖された。当時香以の姉夫は細木伊三郎と称して、山王町に書肆を開いていた。山王町は今の宋十郎町である。香以はふさと慶次郎とを連れて、この伊三郎方に同居した。時に年四十七であった。
明治三年九月に香以は病に臥して、十日に瞑目した。年四十九。法諡は梅余香以居士。願行寺なる父祖の塋域に葬られた。遺稿の中に。
冬枯れてゐたは貴様か梅の花
紅梅に雪も好けれど加減もの
只遊ぶ萍も経る月日かな
つごもりや由なき芥子の花あかり
盗まれむ葱も作りて後の月
待事のありげに残る蚤蚊かな
値の高い水に砂吐く蜆かな
地に著かぬ中ぞ長閑けき舞ふ木葉
自像
花に売る一本物や江戸鰹
自傲
霧晴て皆こちら向く山のなり
寒川
鰺切の鈍くも光る寒さかな
所思
わびぬれば河豚を見棄てて菜大根
絶筆
己れにも厭きての上か破芭蕉