Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
Lesen Sie 細雪 (ささめゆき) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 150.580 Zeichen · 287 Bildschirme
で、だんだん問い詰めて行くと、今朝学校へ送って行く路で悦子に話したらしいのであるが、平素はひどく愛想のよい女であるのに、叱られると俄然気の毒なくらい萎れてしまうのが、余所目には却って可笑しみを誘った。
「―――そら、あたしかて、この間からあんた等のいてるとこで電話かけたりしたのんは、注意が足らなんだかも知れん。けどあの電話聞いてたら、なおのこと、今日は何もそない改まったことやない、ほん内証の集りや云うこと、あんたにも分ってる筈やろ。たとい又何であるにしたかて話してええことと悪いこととあるやないか。―――そんな、まだどうなるやら分りもせんこと子供に話す云うことあるかいな。―――あんた、いつから此処の家にいてるのん。昨日や今日奉公に来たんやあれへんのに、それぐらいのこと分らんのんかいな」
「このことばかりやあれへん」
と、今度は雪子が云った。
「あんた一体いつも口数が多うて、云わんでもええことおしゃべりするのん、悪い癖やわ。………」
二人に代る代る云われている間、聞えているのかいないのか分らないようにじーっとして、俯向いたまま身動きもしないでいたお春は、「もうええ彼方へ行き」