Japanische Klassiker mit Furigana
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せんさいなびのかんしょうということについて
繊細な美の観賞と云う事について
宮本 百合子
Lesen Sie 繊細な美の観賞と云う事について (せんさいなびのかんしょうということについて) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.663 Zeichen · 6 Bildschirme
そして可哀そうな人達であるのだ。
自然に反向心なく対して居る人は少ないと私よりも年を取った経験と名づくべきものを沢山に抱えて居る人が云った事を聞いて居る。
けれ共私は心のありったけ自然を讚美し崇拝して居る。そしてそれは私の今の気持には幸福な事を知って居る。かなり長い時間が私が自然をなつっこがって居るうちに立った。
初めは只偉大だと思ったりかなりの細っかい美くしさを感じたりして居るうちに、私が思いがけなく見出したのがこの驚くべき繊細な美であった。
私の字のかかれる時には大方の時心の底にはこの美の力が発動して居る。そして思うままを書く事が出来、感じるままを唄う事が出来る。
この美を私が感じ始めたと云う事は私にとって一つの変化でそれからの私の心は自由に目にあまる自然の中を泳ぎまわる事が出来る様になったのだった。
この微妙な美くしさは私の行く所どこへでも宝石よりくらべものにならないほど何か目に見えぬ貴いもので私の心の宮殿を造って呉れ、その中に私をいざない入れて呉れる。
凡そ世の中に自分の信仰して居る神をいやしむものが有るだろうか。
自分の産みの母親を憎いと思うものがあるだろうか。