Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
くさはらのゆめ
草原の夢
小川 未明
Lesen Sie 草原の夢 (くさはらのゆめ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.095 Zeichen · 9 Bildschirme
そうかと思うと、いま西京では、こういう着物の柄がはやるとか、東京の人は、こういう品を好むとか、そういうような話も知っていました。
しばらく、だまって、子供たちの遊ぶのを見ていましたが、おばさんは、また、おんばこについて、不思議な話をしたのであります。
私は、そのときの話を覚えています……そして、いつになってもおそらく、忘れることはないでしょう。おばさんの話には、――おんばこは、不思議な草だ、およそ、この草の花の茎は、一本が普通である。しかし、まれには、二本の股に分かれた茎があるということでした。そのおんばここそ、この世の中の神秘を解いてみせる力がありました。神さまは、たまたまこうして、草木に、自分の力を示すというのです。
「金のわらじをはいて、さがしても、二股のおんばこがあったら、取っておくものだ。この野原に、こんなにたくさんあるが、二股のおんばこはないかね?」と、おばさんは、いいました。
「おばさん、いくらさがしたってないだろう。」
「ないということもない。あるという話だから。」
「おばさん、あったら、なんにするの?」
私たちは熱心に、おばさんの話に耳をかたむけていました。