Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

源「でも私は見た事がございます、早野勘平が血判をいたす時、臓腑を引出しましたが、あれは中々町人には」

大「いや/\腹を切る血判ではない、爪の間をちょいと切って、血が染んだのを手前の姓名の下へ捺すだけで、痛くも痒くもない」

源「へえ何うかしてさゝくれや何かを剥くと血が染みますことが……ちょいと捺せば宜しいので、私は驚きました、勘平の血判かと思いまして、然ういう事がお家のおために成れば何の様な事でもいたします」

大「手前は小金屋と申すが、苗字は何と申す」

源「へえ、矢張小金と申します」

と云うを神原四郎治が筆を執りて、料紙へ小金源兵衞と記し、

大「さア、これへ血判をするのだ、血判をした以上は御家老さま始め此の方等と其の方とは親類の間柄じゃのう」

源「へえ恐入ります、誠に有難いことで」

大「のう、何事も打解けた話でなければならん、其の代り事成就なせば向後御出入頭に取立てお扶持も下さる、就てはあゝいう処へ置きたくないから、広小路あたりへ五間々口ぐらいの立派な店を出し、奉公人を多人数使って、立派な飴屋になるよう、御家老職に願って、金子は多分に下りよう、千両までは受合って宜しい」