Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
源「へえ……有難いことで、夢のようでございますな、お家のためと申しても、私風情が何のお役にも立ちませんが、それでは恐入ります、いえ何様な事でも致します、へえ手や指ぐらいは幾許切っても薬さえ附ければ直に癒りますから宜しゅうございます、なんの指ぐらいを切りますのは」
とちょいと其の頃千両からの金子を貰って、立派な飴屋になるというので嬉しいから、指の先を切って血判をいたし、
源「何ういう御用で」
大「さ、こゝに薬がある」
源「へえ/\/\」
大「貴様は、水飴を煮るのは余程手間のかゝったものかのう」
源「いえ、それは商売ですから直に出来ますことで」
大「どうか職人の手に掛けず、貴様一人で上の召上るものだから練れようか」
源「いえ何ういたしまして、年を老った職人などは攪廻しながら水涕を垂すこともありますから、決して左様なことは致させません、私が如何ようにも工夫をいたします」
大「それでは此の薬を練込むことは出来るか」
源「へえ是は何のお薬で」
大「最早血判致したから、何も遠慮をいたすには及ばんが、一大事で、お控えの前次様は御疳癖が強く、動もすれば御家来をお手討になさる