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Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

幸い他に手蔓が有ったから、縁を求めて彼の東山作左衞門方へ奉公の約束をいたし、下男の丹治が受人になりまして、お千代は先方へ三ヶ年三十両の給金で住込む事になりましたのは五月の事で、母は心配でございますが、致し方がないので、泣く/\別れて、さて奉公に参って見ると、器量は佳し、起居動作物の云いよう、一点も非の打ち処がないから、至極作左衞門の気に入られました。

三

作左衞門はお千代の様子を見まして、是れならば手篤く道具を取扱ってくれるだろう、誠に落着いてゝ宜い、大切な物を扱うに真実で粗相がないから宜いと、大層作左衞門は目をかけて使いました。此の作左衞門の忰は長助と申して三十一歳になり、一旦女房を貰いましたが、三年前に少し仔細有って離別いたし、独身で居ります所が、お千代は何うも器量が好いので心底から惚れぬきまして真実にやれこれ優しく取做して、

長「あれを買ってお遣んなさい、見苦しいから彼の着物を取換えて、帯を買ってやったら宜かろう」

などと勧めますと、作左衞門も一人子の申すことですから、其の通りにして、お千代/\と親子共に可愛がられお千代は誠に仕合せで丁度七月のことで、暑い