Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

此の裏手はずっと崖になって、下ると谷中新幡随院の墓場此方はお馬場口になって居りますから、人の往来は有りません。

大「菊々」

菊「はい」

大「其処へ雪洞を置けよ」

菊「はい置きます」

大「灯火があっては間が悪いのう」

菊「何を御意あそばします」

大「これ菊、少し蹲んでくれ」

菊「はい」

左の手を出して……お母が二歳三歳の子供を愛するようにお菊の肩の処へ手をかけて、お菊の顔を視詰めて居りますから、

菊「あなた、何を遊ばしますの、私は間が悪うございますもの……」

大藏は四辺を見て油断を見透し、片足挙げてポーンと雪洞を蹴上げましたから転がって、灯火の消えるのを合図にお菊の胸倉を捉って懐に匿し持ったる合口を抜く手も見せず、喉笛へプツリーと力に任せて突込む。

菊「キャー」

と叫びながら合口の柄を右の手で押え片手で大藏の左の手を押えに掛りまするのを、力に任せて捻倒し、乗掛って、

大「ウヽー」

と抉ったから、

菊「ウーン」

パタリとそれなり息は絶えてしまい、大藏は血だらけになりました手をお菊の衣類で拭きながら、密と庭伝いに来まして、三尺の締のある所を開けて、密っと廻って林藏という若党のいる