Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

ことはねえ」

医「松島は日本三景の内でな、随分江戸のお方が見物に来られるが此のくらい景色の好い所はないと云ってな、船で八百八島を巡り、歌を詠じ詩を作りに来る風流人が幾許もあるな」

鐵「へえー松島に何か心中でもありましたかえ」

医「情死などのあるところじゃアないが、差当って別にどうも面白い話もないが、医者は此様な穢い身装をして居てはいけません、医者は居なりと云うて、玄関が立派で、身装が好って立派に見えるよう、風俗が正しく見えるようでなければ病者が信じません、随って薬も自から利かんような事になるですが、医者は頓知頓才と云って先ず其の薬より病人の気を料る処が第一と心得ますな」

鐵「へえー何ういう……気を料る処がありますな」

医「先年乞食が難産にかゝって苦しんでいるのを、所の者が何うかして助けて遣りたいと立派な医者を頼んで診て貰うと、是はどうも助からん、片足出ていなければ宜いが、片手片足出て首が出ないから身体が横になって支えてゝ仕様がない、細かに切って出せば命がないと途方に暮れ、立合った者も皆な可愛そうだと云っている処へ通りかゝったのが愚老でな」