Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

鐵「へえ、ど何んな塩梅に出るもんですな」

僧「形は絵に描いたようなものだ、朦朧として判然其の形は見えず、只ぼうと障子や襖へ映ったり、上の方だけ見えて下の方は烟のようで、どうも不気味なものじゃて」

鐵「へえー貴方の見たうちで一番怖いと思ったのはどういう幽霊で」

僧「えゝ、左様さ先年美濃国から信州の福島在の知己の所へ参った時の事で、此の知己は可なりの身代で、山も持っている者で、其処に暫く厄介になっていた、其の村に蓮光寺という寺がある、其の寺の和尚が道楽をしていかん彼は放逐せねばならんと村中が騒いで、急に其の和尚を追出すことになったから、お前さん住職になってくれないかと頼まれましたが、私は住職になる訳にはゆかん、行脚の身の上で、併し葬式でもあった時には困ろうから、後住の定るまで暫くいて上げようと云うんで、其の寺に居りました」

鐵「へえー」

僧「すると私の知己の山持の妾が難産をして死んだな」

鐵「へえー」

僧「それがそれ、ま主人が女房に隠して、家にいた若い女に手を附け、それがま懐妊したによって何時か家内の耳に入ると、悋気深い本妻が騒ぐから、知れぬ