Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

うちに堕胎してしまおうと薬を飲ますと、ま宜い塩梅に堕りましたが、其の薬の余毒のため妾は七転八倒の苦しみをして、うーんうんと夜中に唸るじゃげな」

鐵「へえー此奴ア怖えなア」

僧「怨みだな、斯う云う事になったのも、私は奉公人の身の上相対ずくだから是非もないが、内儀さんが悋気深いために私に斯ういう薬を飲ましたのじゃ、内儀さんさえ悋気せずば此の苦しみは受けまい、あゝ口惜しい、私は死に切れん、初めて出来た子は堕胎され、私も死に、親子諸共に死ぬような事になるも、内儀さんのお蔭じゃ、口惜い残念と十一日の間云い続けて到頭死にました、その死ぬ時な、うーんと云って主人の手を握ってな」

鐵「へえ」

僧「目を半眼にして歯をむき出し、旦那さま私は死に切れませんよ」

○「やア鐵う、もっと此方へ寄れ……気味が悪い、どうもへえー成程……そこを閉めねえ、風がぴゅー/\入るから……へえー」

僧「気の毒な事じゃが、仕方がない、そこで私がいた蓮光寺へ葬りました、他に誰も寺参りをするものがないから、主人が七日までは墓参りに来たが、七日後は打棄りぱなしで、花一本供げず、寺へ附届もせんという随分不人情な人でな」