Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
山中に路に踏み迷い、且此の通り雨天になり、日は暮れ、誠に難渋を致します、一樹の蔭を頼むと云って音ずれると、奥から出て来た」
○「へえー肋骨が出て、歯のまばらな白髪頭の婆が、片手に鉈見たような物を持って出たんだね、一つ家の婆で、上から石が落ちたんでげしょう」
侍「然うじゃアない、二八余りの賤女が出たね」
○「それじゃア気が無え、雀が二三羽飛出したのかえ」
侍「賤女」
○「えゝ味噌汁の中へ入れる汁の実」
侍「汁の実じゃアない、二八余り十六七になる娘が出たと思いなさい」
○「へえー家に居たんだね、容貌は好うごぜえやしたろうね、容貌は」
侍「そんな事は何うでも宜しいが、能く見ると乙な女さ」
○「へえー、おい鐵、此方へ寄れ、ちょいと見ると美い女だが、能く見ると眇目で横っ面ばかり見た、あゝいう事があるが、矢張其の質なんでしょう」
侍「足下が喋ってばかり居っては拙者は話が出来ぬ」
○「じゃア黙ってますから一つやって下せえ」
侍「それから紙燭を点けて出て来て、お武家さま斯様な人も通らん山中へ何うしてお出でなさいました、拙者は武術修業の身の上ゆえ、敢て淋しい処を恐れはせぬが如何にも追々夜は更けるし、雨は降って来る、誠に難渋いたすによって一泊願いたいと云うと、何事も行届きません、召上る