Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
縫「然うでございますか、それはまア御心配でございますね、併しまだお若様でいらっしゃいますから、もう程無う御全快になりましょう」
村「御全快にならなくっちゃア大変なお方さまで、一時も早くと心配しているのさ」
縫「えゝ御新造様え、こんな事をお勧め申すと、なんでございますが、他から頼まれて、余りお安いと存じまして持って出ましたが、二枚小袖の払い物が出ましたので、ま此様な物を持って出たり何かして、済みませんが、出所も確かな物ですから、お目にかけますが、それに八丈の唐手の細いのが一枚入って居ります、あとは縞縮緬でお裏が宜しゅうございます、お平常着に遊ばしても、お下着に遊ばしても」
村「私は古着は嫌いだよ」
縫「左様でございましょうが、出所が知れているものですから」
村「じゃア出してお見せ」
縫「畏まりました」
とお次から包を持ってまいり、取出して見せました。唐手の縞柄は端手でもなく、縞縮緬は細格子で、色気も宜うございます。
村「大層好い縞だの」
縫「誠に宜うございます」
村「これは何の位というのだえ」
縫「これで先方じゃア最少し値売をしたいように申して居りますが、此の書付でと申すので」