Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

女中は菊と云ったっけかの」

定「私は存じませんよ」

村「松蔭の家にいた女中が殺されたような事を聞いたから、旦那様に聞いてもお前などは聞かんでも宜い事だと仰しゃるから、別段委しくお聞き申しもしなかったが、是は容易な事ではないよ」

と申している処へ一声高く、玄関にて、

僕「お帰りい」

村「旦那がお帰り遊ばした」

と慌てゝお玄関へ出て両手を支え、

村「お帰り遊ばしまし」

定「お帰り遊ばせ」

富「あい、直に衣服を着換えよう」

村「お着換遊ばせ、定やお召換だよ、お湯を直に取って、さぞお疲れで」

富「いやもう大きに疲れました、ハアーどうも夜眠られんでな、大きに疲れました、眠れんと云うのは誠にいかんものだ」

是から衣服を着替えて座蒲団の上に坐ると、お烟草盆に火を埋けて出る、茶台に載せてお茶が出る。

村「毎日/\お夜詰は誠にお苦労な事だと、蔭ながら申して居りますが、貴方までお加減がお悪くなると、却ってお上のお為になりませんから、時々は外村様とお替り遊ばす訳にはまいりませんので」

富「いや、外村と代っているよ」

村「今日の御様子は如何で」

富「少しはお宜しいように見受けたが、どうもお咳が出てお困り遊ばす