Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

お使者で、平生の五郎治では無かった、誠に使者太儀」

ごろりと直に横っ倒しになり、掻巻を鼻の辺まで揺り上げてしまう。仕方が無いから五郎治はそろり/\と跡へ退る。一同気の毒に思い、一座白け渡りました。

千「神原氏、余程の御癇癖お気に支えられん様に、我々はお少さい時分からお附き申していてさえ、時々お鉄扇で打たれる様な事がある、御病中は誠に心配で、腫物に障るような思いで、此の事は何卒上へ仰せられんように」

五「宜しゅうございます」

老「五郎治殿、誠に今日は遠々の処御苦労に存じます、只今の事は上へ仰せ上げられんように、何もござりませんが一献差上げる支度になって居りますから、あの紅葉の間へ」

と言われて五郎治は是を機会に其の座を退きました。暫く経つと紋之丞様がばと起上って、

紋「惣衞/\」

惣衞「はア」

紋「惣衞、何は帰ったか五郎治は」

惣「えゝ慥かお次に扣え居りましょう、上のお使でございますから、紅葉の方へ案内致しまして、一献出しますように膳の支度をいたして居ります」

紋「じゃが何じゃの、何故お兄様は彼な奴を愛して側近く置くかの、彼はいかん奴じゃ」

惣「左様な事を今日は御意遊ばしません