Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

芸者は縞繻子の間に緋鹿の子をたゝみ、畳み帯、挟み帯などと申して華やかなこしらえ、大勢並んで、次の間にお客様のおいでを待って居ります。秋田屋清左衞門の番頭も、其の頃大名の御家老などが来ると家の誉れ名聞だというので、庭の掃除などを厳しく言付けぐる/\見廻って居ります。そらおいでだと云ってお出迎いをいたし、

番「えゝ、いらっしゃいまし」

數「あゝ、これは成程どうも好い庭で、松蔭好い庭だの」

大「はい誠にその、当家の亭主が至って茶人で、それゆえ此の庭や何かは、更に作りませんで、自然の様を見せました、実に天然のような工合で」

數「うん余程好い庭である、むう、これは感心……岩越何うだえ」

岩「へえ、私は斯様な処へ参ったのは始めてゞごすな、国にいては迚も斯ういう処は見られませんな、うゝん、これはどうも」

數「お前は何だ」

大「えゝ、これなるは当家の番頭、伊平と申します不調法者で」

番「えゝ、今日は宜うこそ御尊来有難い事で、貴所方のお入来のございますのは実に主人も悦び居りまして、此の上ない冥加至極の儀で、土地の外聞で、私においても、誠に有難いことで」

數「いや其様なに、大層に云わんでも宜い、土地の外聞なんて、亭主は余程好事家のようだな」