Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
道はないぞ、手前も武士じゃないか、尋常に立上って勝負いたせ」
大「はっ……不忠不義の大罪重々心に恥じ、恐入りましてござる」
數「さ、書け、もう迚もいかんから書け、松蔭手前も諦めの悪い男だ、最早遁るも引くも出来やせん、書け」
大「はっ」
數「まだ恐れ入らんか」
大「はっ」
數「も一つ云おうか、白山前の飴屋小金屋源兵衞を欺し宗庵という医者を抱込んで、水飴の中へ斑猫を煮込み、紋之丞様へ差上げようと致したな、それは疾うに水飴屋の亭主が残らず白状致してある、遁れる道はない」
大「あゝ残念…是まで十分仕遂せたる事が破れたか、あゝ」
と震えて袴の間へ手を入れ、松蔭大藏は歯噛をなして居りましたが、最早詮方がないと諦め、平伏して、
大「恐れ入ってござる」
數「おゝ、恐れ入ればそれで宜しい、お秋の方も剃髪させ、国へ押込める積だ、さ書け/\」
大「只今書きまする」
と云いながら後へ退るから、岩越という柔術家が万一逃げにかゝったら引倒して息の根を止めようと思って控えて居ります。後へ退って大藏が硯を引寄せて震えながら認めて差出す。
數「爪印を押せ、其処へ」
大「はっ」
と爪印を捺して福原數馬の前へ差出し、