Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

喜「今度は詫るか、詫るというなら堪忍してやるが、弱え奴だな、己ような年い老った弱えもんだと馬鹿にして、三つも四つも殴りアがって、斯う云う旦那に捉まると魂消てやアがる、我身を捻って他人の痛さが分るだろう、初まりの二つは我慢が出来なかったぞ、己も殴るから然う思え」

と握拳を固めてこん/\と続けて二つ打つ。

甲「誠に先程は御無礼で」

と這々の体で逃げて行くと、弥次馬に追掛けられて又打たれる、意気地のない事。

織「どうか一寸旧の席へ、まア/\何卒…」

浪「いえ、些と取急ぎますから」

織「でもござろうが」

と無理に旧の茶屋へ連戻り、上座へ直し、慇懃に両手を突き、

織「斯ようの中ゆえ拙者の姓名等も申上げず、恐入りましたが、拙者は粂野美作守家来渡邊織江と申す者、今日仏参の帰途、是なる娘が飛鳥山の花を見たいと申すので連れまいり、図らず貴殿の御助力を得て無事に相納まり、何ともお礼の申上げようもござりません、併しどうも起倒流のお腕前お立派な事で感服いたしました、いずれ由あるお方と心得ます、御尊名をどうか」

浪「手前は名もなき浪人でございます、いえ恐入ります、左様でございますか、実は拙者は松蔭大藏と申して、根岸の日暮が岡の脇の、乞食坂を下りまして左へ折れた