Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しちひゃくごじゅっく

虚子五句集(下)〔全2冊〕

高浜 虚子

Lesen Sie 虚子五句集(下)〔全2冊〕 (しちひゃくごじゅっく) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.288 Zeichen · 78 Bildschirme

Aozora Bunko

九月四日 子規忌兼題。

荒るゝまゝその儘にして草枯れて

魂の一と揺るぎして秋の風

九月十三日 土筆会。鎌倉草庵。

心易き家郷の月や暗くとも

九月十七日 月見会。眷族に信子、千代子を加ふ。

この頃の昼飯待たれ萩の花

九月二十八日 物芽会。鎌倉大仏裏、堀内金五郎邸。

霧如何に濃ゆくとも嵐強くとも

十月四日 我国燈台創設八十年記念の為め、燈台守に贈る句を徴されて、剣崎燈台吟行。大久保海上保安庁長官、橋本燈台局長、星野立子等と共に。

尼寺の戒律こゝに唐辛子

十月十三日 鎌倉玉藻会。英勝寺。

秋天にわれがぐん/\ぐん/\と

十月十六日 草樹会。寿福寺。

秋日ちよと昃りて見せつよき庭を

十月十七日 句謡会。東京代々木、初波奈。

海苔粗朶にゆたのたゆたの小舟かな

十月二十九日 栗音招宴、横浜磯子、音羽。老妻、立子と共に。

遠足の列とゞまりてかたまりて

水飲むが如く柿食ふ酔のあと

十一月一日 昨夜夜汽車にて今朝京都著。午後迄柊屋旅館に休憩。午後烏丸一条南中田余瓶居に行き、小野竹喬、福田平八郎、金島桂華、高倉観崖、吉井勇、谷崎潤一郎、年尾、立子と共に会席の饗に預る。

紅葉見や尼も小縁にかしこまり

大紅葉燃え上らんとしつゝあり