Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ぐびじんそう

虞美人草

夏目 漱石

Lesen Sie 虞美人草 (ぐびじんそう) von Natsume Sōseki (夏目 漱石) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 198.559 Zeichen · 401 Bildschirme

Aozora Bunko

「うん、知ってるね。それで」

「ゴージアスと云う百姓がジュピターの神へ車を奉納したところが……」

「おやおや、少し待った。そんな事があるのかい。それから」

「そんな事があるのかって、君、知らないのか」

「そこまでは知らなかった」

「何だ。自分こそ知らない癖に」

「ハハハハ学校で習った時は教師がそこまでは教えなかった。あの教師もそこまではきっと知らないに違ない」

「ところがその百姓が、車の轅と横木を蔓で結いた結び目を誰がどうしても解く事が出来ない」

「なあるほど、それをゴージアン・ノットと云うんだね。そうか。その結目をアレキサンダーが面倒臭いって、刀を抜いて切っちまったんだね。うん、そうか」

「アレキサンダーは面倒臭いとも何とも云やあしない」

「そりゃどうでもいい」

「この結目を解いたものは東方の帝たらんと云う神託を聞いたとき、アレキサンダーがそれなら、こうするばかりだと云って……」

「そこは知ってるんだ。そこは学校の先生に教わった所だ」

「それじゃ、それでいいじゃないか」

「いいがね、人間は、それならこうするばかりだと云う了見がなくっちゃ駄目だと思うんだね」

「それもよかろう」