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Japanische Klassiker mit Furigana

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ひきがえるをたべたはなし

蝦蟇を食べた話

北大路 魯山人

Lesen Sie 蝦蟇を食べた話 (ひきがえるをたべたはなし) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.415 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

そのうち、遂に誰か勇を鼓して、そのぐにゃりとしたものを引き出した。見ると、果して蝦蟇であった。それに勢いを得て、次々と引き出し、結局、予定通り五匹の蝦蟇を捕えることができた。

それから蝦蟇の常食論者に皮を剥いでもらい、身だけになったものを、ふつうのさかなのすき焼きでもやるように刻んで、ねぎといっしょに煮て、薄葛をかけた。これは、上海式をそのままやってみただけのことである。こうして晩餐に食ってみると、やはり美味い。肉はキメが細かく、シャキシャキしていて、かしわの抱き身などより美味い。ただし、どういうものか、少し苦味がある。

「この苦いのはどうも少しおかしいが……」

と言って、例の常食論者に聞いてみたが、

「知らない」

と言う。ともかく、苦いものに毒はないから、そのまま食ってしまった。その翌日も食って、二日ばかりで五匹食ってしまった。

その後も幾度か食ったが、やはり苦味があった。人の話では(うそかほんとかわからないが)、

「調理する時、皮を剥いだ手で肉をいじると苦くなる。苦味は皮にあるので、皮から出る汁を肉に移さなければよいので、水の中で剥いだらいいでしょう」