Japanische Klassiker mit Furigana
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エタにたいするあっぱくのえんかく
被差別部落とは何か
喜田 貞吉
Lesen Sie 被差別部落とは何か (エタにたいするあっぱくのえんかく) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 133.169 Zeichen · 267 Bildschirme
エタを特別に賤しんだものは、彼らが穢物に触れ、或いは殺生・肉食等を行ったという点から、仏教家並びに両部神道家の忌むところとなった為である。されば一方では、武家が祇園御霊会の神輿を舁かしめ、堂上家がエタに飲料水の井戸を掘らしめて、あえて不思議としなかった時代にも、五山の僧侶などは甚だしくこれを忌がったものである。「臥雲日件録」文安三年十二月二十一日条に、
官人騎レ馬射レ狗、以為二攘災之儀一。辞狗難二卒獲一。有下取二十銭一捉二一疋一者上。蓋人中最下之種、屠二死牛馬一、為レ食者也。
とある。この文安三年という年は、偶然にもかの「河原ノ者をエッタと云ふは何の字ぞ」との問を起して、これを説明した、「※(「土へん+蓋」、第3水準1-15-65)嚢抄」の出来た年であるのは面白い。死牛馬を扱ったエタが、銭にかえて狗一疋を捕え、射しめるべくこれを官人に供したという所為が、当時の僧侶の目より見たならば、いかにも無残に見えたには相違ない。したがってこれを「人中最下之種」だと悪口言ったに無理はないが、しかもさらにそのエタを役して犬を捕えしめたのみならず、さらにこれを射て快となした官人を攻撃しないのは、すこぶる偏頗の事だと言わねばならぬ。