Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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せいようだことろっかくだこ

西洋だこと六角だこ

小川 未明

Lesen Sie 西洋だこと六角だこ (せいようだことろっかくだこ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.047 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

「ごめんね、僕はうそをいったのだ。このたこは飛んできたのを拾ったのだから、君にお返しする。」と、あやまって、頭を下げました。

「やはり、僕のだったんだな。」

やさしい年郎くんは、こうしてあやまられると、怒ることができませんでした。

「いいよ、僕は、新しいのを買ったから、このたこは、君にあげるよ。」と、いって、そのたこを町の子供に与えたのです。町の子供は、きまりわるそうにして、そのたこをもらってゆきました。

それから、またその町の子は、毎日のようにこの原っぱへきて、六角だこを上げるようになりました。年郎くんの新しい龍の字のたこは、たびたび一番だことなって、大空からみんなのたこを見下ろしましたが、前にたびたび一番だことなった六角だこは、どうしたのか、このごろは下の方でぐるぐるとまわって、よく高くは上がりませんでした。

「あの子、たこを上げるのは下手ね。」と、きよ子さんが、いいました。

「あのたこは、癖があって、むずかしいんだよ。僕が、教えてやろうよ。」

年郎くんは、自分のよく上がっているたこを、きよ子さんに持たせておいて、

「君、糸目を上にしなければだめだ。」