Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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おやどりことり

親鳥子鳥

佐々木 邦

Lesen Sie 親鳥子鳥 (おやどりことり) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.828 Zeichen · 181 Bildschirme

Aozora Bunko

絹子さんの鼻

面白かったね」

「面白かった。しかしあのお上さんは怖かった」

と文一君も同感だった。

絹子さんの鼻

烏兎早々、年の暮が近づいた。

「もう幾つ寝るとクリスマス?」

と浩二が訊いた時、

「未だナカナカよ。今ッから勘定したって大変よ」

と敏子が笑ったのは、ついこの間のことのように覚えていたが、僕は今日から冬休みになった。当分寛げる。郁子も明日きりだ。以下小学校へ通っているのも、明後日は通信簿、その次がクリスマスだと言って待ち構えている。

お父さんもお母さんも子供を喜ばせるのが大好きだから、基督教信者でもないくせに、クリスマスをやる。その他お祭り騒ぎなら大抵遁さない。それで子供の方も年中行事によく通じている。夏休みが済むと、お月見を楽みにする。それから寒くなるまで当分何もない代りに、クリスマスとお正月とが踵を接して来る。次が年越しの豆蒔きだ。この時はお祖父さんが余興にチョコレートを交ぜて蒔くから、女中まで入って拾う。続いて雛祭り、五月の節句、お盆という順序で、夏休みになると、郷里へ行ったり、海岸へ行ったりする。尚おその間に一人一人の誕生日を祝うから、ナカナカ事多い。