Japanische Klassiker mit Furigana
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しんらんしょうにんについて
親鸞聖人について
吉川 英治
Lesen Sie 親鸞聖人について (しんらんしょうにんについて) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.038 Zeichen · 29 Bildschirme
あのよく梅毒の薬を売っている。そこに一年半おりました。が、しかし、私はそれもやっぱり若気のいたりだと思うんです。たいへん恥じています。単純にそうはいいました。自分の胸に死んだお母さんさえあれば、と、こういまでも思いたいくらいの時があるんですが、多岐です。さまざまです。いつでも、こんないろんな場合において、それだけでは足りません。ただそれで一人、自分がなにか、しっかとすがっているだけです。小さいんです。それはむしろ、小我な愛に自らおぼれているようなもんです。
いろんな人生を経てくると、私は自分の胸に持っている母親の姿を、ありし日を思い出してみますと、僕の父はたいへんな大酒飲みでした。ええ、横浜で貿易商をやっておりましたが、たいへんないわゆる暴君でした。ですからいろんなお母さんの苦労はあったんでしょうが、僕の少年時代に、ふとして“おや、お母さんどこへいったかな”と思ってさがすと、一人仏間におりました。そして、こう仏壇に向かって、じっとすわっている母の姿をよく見ました。
親鸞さんのお言葉に、親鸞はいつも同行と二人だというようにおっしゃったのがありますね。