Japanische Klassiker mit Furigana
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ちょうほうちゅうけいきょく
諜報中継局
海野 十三
Lesen Sie 諜報中継局 (ちょうほうちゅうけいきょく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 19.537 Zeichen · 40 Bildschirme
というのは、サイパン、パラオあたりまでは、日本の生産力はわれに比して問題にならぬと考え、従って日本軍の将兵如何に勇猛なりと雖も、あの貧弱なる生産力では到底われの敵ではないと考えた。比島奪還作戦の如きは、われの用意した飛行機、艦船、爆砲弾の数量は、日本軍のそれに対し五十倍乃至二千倍を用意した。これなら絶対に失敗することなしとの確信を持ってやった。ところがどうだろう、あんな結果だった……」
(間)
長官「対日作戦というものを、もう一度始めから組立て直さねば駄目だ。わが作戦部には、日本軍の体当り戦術に対する応手が考えられていないではないか。この応手はたいへんなことだ。日本軍のどの飛行機も皆爆弾を背負ったまま、わが軍艦に、わが陣地にぶつかるのだ。彼等は生還を期していない。始めから体当りで死ぬと決めて攻撃してくるのだ。われわれは、こういう向う見ずの体当り攻撃機隊に対し、どんな手段をもって防げばいいのか、まだ研究が出来ていない。いや、適当な手段が見つかったとしても、巨額の対抗兵器と危険多き多数の兵員を要することだろう。果してわが国にかかる体当り戦術を完全にカバーするに足る戦力が有りや。