Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まめせんすいていのゆくえ

豆潜水艇の行方

海野 十三

Lesen Sie 豆潜水艇の行方 (まめせんすいていのゆくえ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 20.245 Zeichen · 41 Bildschirme

Aozora Bunko

部屋には、明るく電灯がついています。そして三人の西洋人が、大きな椅子にこしをかけて、お酒をのみながら、話をしています。

「むずかしいのは、わかっているよ。しかし、われわれはどうしても、命令にしたがって、やるほかない」

三人のうちで、一ばんえらい人が、英語でそういいました。この人は、たいへんやせぎすですが、一ばんりっぱな顔をしています。

「しかしタムソン部長。あれだけ大きいものをもちだすのは、なかなかですよ」

軍人のように、がっちりしたからだをしている西洋人が、両手を一ぱいにひろげました。この人の顔は、酒のためにまっかです。

「スミス君。われわれは今、大きいだの、おもいだの言っていられないのだ。本国の命令で、ぬすめといわれたのだから、ぬすむよりしかたがない。そうじゃないかねえ、トニー君」

と、タムソン部長は、もう一人の、女のようにやさしい顔つきの青年によびかけました。

「はい。部長のおっしゃるとおりです。命令ですから、やるほかありません。早く、どうしてそれをぬすみだすか、その方法をごそうだんしようじゃありませんか」

「いや、トニーの言葉だけれど、いくらぬすむといっても、かりにも潜水艇一隻だ。