Japanische Klassiker mit Furigana
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まめせんすいていのゆくえ
豆潜水艇の行方
海野 十三
Lesen Sie 豆潜水艇の行方 (まめせんすいていのゆくえ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 20.245 Zeichen · 41 Bildschirme
なにか太平洋に――太平洋にかぎったことはないが、とにかく事があると、この動く島は潜水艦や飛行機の母艦になるのだ。油もうんとつんでいる。修繕工場もある。食料も一ぱいある。実はこの動く島は、いま試験のため、こうして……」
と、ここまでいったとき、かの怪外人は、急に口をつぐみました。
それは、うしろにいた下士官が服をひっぱったからです。調子にのって、秘密のことまで、ぺらぺらといいそうになったので、おどろいて注意をしたのです。
「いや、むにゃむにゃむにゃ。もうこのへんでいいだろう」
「ありがとう」
青木学士は、礼をいいました。
彼は、心の中にこう思いました。
「どうもそうだと思ったが、やっぱりそうであった。これは、いかにもアメリカがやりそうな、ばかばかしい仕掛である。こういう動く島を、これからたくさんこしらえて、太平洋の方々に浮かべておくつもりなんだろう。もちろんそれは、太平洋に、戦争がおこる日に役立たせるつもりにちがいない。これは試験的のものだというから、アメリカでは、まだこの動く島をたくさんは、つくっていないと見える。とにかく、これはいいことをきいたわい」