Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ぶたきちとヒョロこ

豚吉とヒョロ子

三鳥山人

Lesen Sie 豚吉とヒョロ子 (ぶたきちとヒョロこ) von 三鳥山人 (みどりさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 55.498 Zeichen · 111 Bildschirme

Aozora Bunko

「そうです」

「フーン。それは面白い珍らしい話だ。それじゃ、この樽の中のゴミクタは何のために買ってゆくのだ」

「それはその山男がたべるのです。まだこのほかに豚の尻尾と七面鳥の足と、鶏の鳥冠と牛の舌も買って来いと云いつけられました」

「何だ……それは又大変な上等の料理に使うものばかりではないか。そんなものを山男が喰べるのか」

「そうです」

「不思議だな」

と、みんな顔を見合わせました。

そうすると、その中で一番年を老った料理人が出て来て、鍛冶屋のお爺さんに尋ねました。

「オイ爺さん。お前にきくが、今云った豚の尻尾だの何だのはこの国でも第一等の御馳走で、喰べ方がちゃんときまっているのだからいいが、この樽の中に這入っている芋の切れ端だの大根の首だの、葱の白いヒゲだの玉葱の皮だのいうものは、どうしてたべるかおれたちも知らないのだ。お前はそれをどうして食べるか知っていはしないかい」

「ぞんじません。おおかたあの山男は魔法使いですから魔法のタネにするのでしょう」

「何、その山男が魔法使い?」

「そうです」

「それじゃ、その鉄で作った人間は何にするのだ」

鍛冶屋のお爺さんは又困ってしまいました。