Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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びんぼう

貧乏

幸田 露伴

Lesen Sie 貧乏 (びんぼう) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.102 Zeichen · 17 Bildschirme

Aozora Bunko

「ご道理千万に違えねえ、これから売るものア汝の身体より他にゃあ無えんだ。おれの身体でも売れるといいんだが、野郎と来ちゃあ政府へでも売りつけるより仕様がねえ、ところでおれ様と来ちゃあ政府でも買い切れめえじゃあねえか。川岸女郎になる気で台湾へ行くのアいいけれど、前借で若干銭か取れるというような洒落た訳にゃあ行かずヨ、どうも我ながら愛想の尽きる仕義だ。

「そんな事をいってどうするんだエ。

「どうするッてどうもなりゃあしねえ、裸体になって寝ているばかりヨ。塵埃が積る時分にゃあ掘出し気のある半可通が、時代のついてるところが有り難えなんてえんで買って行くか知れねえ、ハハハ。白丁奴軽くなったナ。

「ほんとに人を馬鹿にしてるね。わたしを何だとおもっておいでのだエ、こっちは馬鹿なら馬鹿なりに気を揉んでるのに、何もかも茶にして済ましているたあ余り人を袖にするというものじゃあ無いかエ。

と少しつんとして、じれったそうにグイと飲む。酒の廻りしため面に紅色さしたるが、一体醜からぬ上年齢も葉桜の匂無くなりしというまでならねば、女振り十段も先刻より上りて婀娜ッぽいいい年増なり。

「そう悪く取っちゃあいけねエ。